住宅ローンの選び方①

先日TBSの「がっちりアカデミー」という番組で
「住宅ローンのソントク!」という企画がありました
http://www.tbs.co.jp/gacchiri-academy/onair/20100730.html

元銀行員なので住宅ローンには強い関心があります
テレビでもソントクを教える先生方の意見が真っ二つに割れたのが

金利の選択 「変動」or「固定」

私は全面的に森永卓郎さんと同じ意見で「固定」をお勧めします

なぜなら、
●ほぼゼロ金利に近い水準の今、金利が下がる余地はなく上がる余地はむしろある
●「金利が上がるときは景気が良い時」のような発言があったが必ずしも金利が上がるときに景気が良いとは限らない
・・・など、そんな難しいことよりももっと素朴で最たる理由は
「人生において予期せぬ出費はよくあるが、予期せぬ収入はほとんどない」という事実
つまり住宅ローンという超長期の借入に際して将来に不安要因を残すべきではない、
というのが私の持論です

ここでさらに注意が必要なのは
住宅ローン金利は「変動」と「固定」だけではなく、
「特約固定」という、いわば部分的固定金利のような商品があることです
「特約固定」とは特約期間の間(たいてい3年や5年)は固定が約束されていますが、
特約期間が終了したときにはその時の金利が適用されますので、
実質的には「変動」金利に該当します
私がオススメするのは最初から最後までフルの「固定」金利です

もっとも「固定」にもデメリットはあります、
それは「変動」よりも「固定」のほうが金利が高いことです
「高い」といっても私からすれば安心料ととらえれば「安い」ものと思います

さらにそのちょっと「高い」金利をカバーするおトク情報は次回に・・・つづく