住宅ローンの選び方②

住宅ローンのソントクで金利の次に大切なことなのに
ほとんどの方が見落としているのが返済方式です

「元利均等返済」と「元金均等返済」の違い

私は結論として「元金均等返済」をお勧めします

住宅ローンは「借入金額の元本+利息」で返済をしていきます
例えば100万円を借りて同じ10万円返済でも、

●「元利均等返済」の場合・・・元金と利息をプラスして10万円を返済します(返済は10万円ぴったりになる)

●「元金均等返済」の場合・・・元金10万円に利息をプラスして返済します(返済は10万円以上になる)

この違いはなかなかピンと来ないかもしれません

結論から言いますと、「元金均等返済」のほうが元金の減少が速いので利息が少なくなり支払総額が少なくて済みます

【 具体例 】 借入金額:2000万円 、借入期間:35年 、金利:固定2.470%
元利均等返済・・・支払総額 約2989万円
元金均等返済・・・支払総額 約2866万円
その差は123万円にもなります、借入は同じ2000万円なので支払利息の差ということになります

もっとも「元金均等返済」にもデメリットがあります
●元利金等返済・・・返済額は一定(上記例で@71,178円/月)
●元金均等返済・・・最初のうちは返済額が大、という点にあります(徐々に返済額は減少、上記例で初回返済@88,786円/月、およそ返済15年目で元利金等返済の返済額を下回る)

しかしこのデメリットも考えようで、
土地は変形しませんが、建物は年々老朽化してリフォームが必要になるものです
であれば家の老朽化に対して年々ローン返済が減少することで、
その減少分をリフォームなどの貯蓄に回す余裕ができるのです

ここでも
「人生において予期せぬ出費はよくあるが、予期せぬ収入はほとんどない」
という事実を念頭におく必要があります

じゃ、具体的にどこで借りればいいの?は・・・つづく