預金の保護 その1

世界同時不況のあおりで
上場している地方銀行87行中の半数を超える44行がH20/12時点で赤字決算とのこと

先日はとある方に
「某銀行が赤字になったらしいけどこのまま預金を預けていて大丈夫?」
などという質問も受けました

そしたら今日の日経新聞には
「銀行の経営が心配・・・」との見出しでペイオフについて実に詳しく解説されていました

要約すると、銀行が破綻した場合
①当座預金と無利息の普通預金など決済性預金は全額保護
②上記①以外の預金は元本1000万円までとその利息は全額保護
以上が原則です

となると残りは全額カット?

と誤解されている方が多いのですが
この場合は破綻した銀行の傷み具合によって払い戻し金額は変わります

つまり預金100に対して破綻銀行の資産が80しかなければ一律20%がカットされるイメージです
いくらなんでも銀行の資産がゼロの訳がないので相当程度は確実に戻ると言えます

むしろこのカット率を算出するまでの間、
「とうぶん預金がおろせない」
というリスクの方が問題です